
大人になるほど聞きづらいマナーですが、流れさえ知っておけば当日は落ち着いて対応できます。
ご祝儀袋は袱紗に包んで持参し、受付で向きを変えて両手で渡すのが基本です。
特に大切なのは、受付の人が表書きを読める向きにして差し出すことです。
この記事を読めば、受付前から渡した後までの動きが一通りわかり、結婚式当日に慌てず振る舞えます。
- ✨ 結婚式でご祝儀袋を渡す基本の流れ
- ✨ 袱紗の使い方と受付での正しい向き
- ✨ 失礼に見えない一言と当日の注意点
受付ではお祝いの言葉を添えて両手で渡せば大丈夫

結婚式のご祝儀袋は、会場に着いたら受付で渡すのが一般的です。
流れはシンプルで、まず「本日はおめでとうございます」と伝え、名前を名乗ります。
その後、袱紗からご祝儀袋を取り出し、相手に正面が向くようにして両手で差し出します。受付ではお祝いの言葉を述べてから名乗り、袱紗の上にご祝儀袋を置き、相手側に正面がくるように渡す流れがマナーとして紹介されています。
このとき、自分から読める向きのまま渡さないことが大切です。
受付係が名前を読める向きにして渡すだけで、所作がとても丁寧に見えます。
ご祝儀袋を裸で持つより袱紗に包むほうが丁寧
ご祝儀袋は、バッグから直接出すよりも袱紗に包んで持参するほうが丁寧です。
袱紗はご祝儀袋の汚れや折れを防ぎ、お祝いの気持ちをきちんと扱うための道具です。
袱紗は会場に着く前から使う
ご祝儀袋は自宅で袱紗に包み、受付で渡す直前に取り出します。
会場の入口や受付の前で焦って包むと、袋の向きや水引が乱れやすくなります。
色は明るい慶事向きが安心
結婚式では、ピンク、赤、えんじ、ベージュなどの明るい色が使いやすいとされています。
紫は慶事にも弔事にも使える色として紹介されることが多く、ひとつ持っておくと便利です。
袱紗がないときは代用品でもよい
急な参列で袱紗がない場合は、きれいなハンカチや小さな風呂敷で代用できます。
ただし、しわの多いハンカチや派手すぎる柄は避けるほうが無難です。
大切なのは、ご祝儀袋をむき出しにせず丁寧に扱う姿勢です。
受付で迷わないための動きはこの順番で覚える
当日の受付は、後ろに人が並んでいることもあり、思ったより緊張しやすい場面です。
だからこそ、動きを順番で覚えておくと安心です。
会場に着いたら受付に向かう
まず受付に進み、「本日はおめでとうございます」と伝えます。
友人側の受付か親族側の受付か分かれている場合は、自分が招待された側の受付に並びます。
袱紗を開いてご祝儀袋を出す
袱紗を開いたら、畳んだ袱紗の上にご祝儀袋を置きます。
そのまま手だけで持つより、袱紗を台のように使うと丁寧な印象になります。
相手から読める向きに回す
ご祝儀袋の表書きと名前が、受付係から読める向きになるように回します。
ここを忘れると、せっかく丁寧に準備しても少し慌ただしく見えてしまいます。
一言添えて両手で渡す
最後に「心ばかりですが、お納めください」などと添えて、両手で差し出します。
言葉は短くて大丈夫なので、笑顔で落ち着いて渡すことを意識しましょう。
よくある場面別の対応を知っておくと慌てない
結婚式のご祝儀袋の渡し方は、基本を押さえれば難しくありません。
ただし、当日は状況によって少し迷うことがあります。
受付が混んでいるとき
受付が混んでいるときは、列に並んでから袱紗を取り出せば問題ありません。
順番が近づいたら、すぐ渡せるようにバッグの中で位置を確認しておきます。
友人と一緒に受付へ行くとき
友人と並んでいても、ご祝儀は一人ずつ自分で渡すのが自然です。
まとめて誰かに預けるより、自分の名前を伝えて渡すほうが受付側も確認しやすくなります。
受付係を頼まれているとき
自分が受付係の場合は、受付が始まる前に自分のご祝儀を出しておくと安心です。
受付業務が始まると来場者対応で忙しくなり、渡し忘れやタイミングの迷いが起きやすくなります。
親族として参列するとき
親族の場合は、式当日ではなく事前に新郎新婦や親へ渡すケースもあります。
家ごとの慣習があるため、迷ったら親や近い親族に確認するのが確実です。
友人として参列する場合は、基本的に受付で渡すと覚えておけば大丈夫です。
初めて友人の結婚式に出席するのですが、受付でご祝儀袋を渡す瞬間に失敗しそうで不安です。
編集長として多くのマナー相談を受けてきた中で感じるのは、不安を抱えている人ほど「完璧な所作」にこだわりすぎてしまう、ということです。
けれど実際には、受付係が見ているのは、手の角度や細かな動きではありません。
大切なのは、お祝いの気持ちを丁寧に伝えようとしているかどうかです。
不安な方は、家を出る前に一度だけ、次の流れを声に出して確認しておくと安心です。
「お祝いの言葉を伝える」
「名前を名乗る」
「ご祝儀袋の向きを相手側に変える」
「両手で丁寧に渡す」
この4つを頭に入れておくだけで、当日の緊張はかなり和らぎます。
受付でも自然な笑顔で、落ち着いてお祝いの気持ちを届けられるはずです。
大切なのは、完璧に振る舞うことではなく、相手を思いやる気持ちを丁寧に形にすることです。
深呼吸して、あなたらしい笑顔でお祝いの気持ちを届けましょう。
ご祝儀袋は準備から渡す瞬間まで丁寧さが伝わる
結婚式のご祝儀袋の渡し方で大切なのは、難しい作法をすべて暗記することではありません。
基本の流れを押さえ、相手に失礼なくお祝いの気持ちを届けることです。
ご祝儀袋は袱紗に包み、受付でお祝いの言葉を伝えてから渡します。
渡すときは、受付係が表書きと名前を読める向きにするのがポイントです。
迷ったら「丁寧に扱う」「両手で渡す」「短く言葉を添える」の三つを思い出しましょう。
当日は深呼吸してお祝いの気持ちをそのまま届けよう

結婚式のマナーに不安があると、「失礼がないかな」と気になってしまい、お祝いの場を楽しむ余裕がなくなってしまうこともあります。
けれど、ご祝儀袋の渡し方は決して難しいものではありません。
一度流れを覚えておけば、今後の結婚式でも落ち着いて対応できる、ずっと役に立つ基本マナーです。
前日までに袱紗へ入れておき、当日は受付で落ち着いて渡すだけで十分きれいに見えます。
大切なのは、失敗しないことよりも新郎新婦を祝う気持ちを丁寧に表すことです。
受付を済ませたら、あとは笑顔で結婚式を楽しんでください。