
一人暮らしの引っ越しに必要なダンボール数は、10〜20箱がひとつの目安です。ただし、服や本の量、使う箱の大きさによって、必要な数は変わります。
「20箱あれば足りる?」「いまさら業者に聞いても大丈夫?」と迷ってしまうこともありますよね。
大きな箱を買い足せば解決するとは限りません。本や食器などは、重さを考えて小さな箱に分ける必要があります。
この記事では、暮らしの整理という視点から、箱数の見積もり方と荷造りのコツを解説します。自分の荷物に合わせて準備すれば、直前の買い足しや詰め直しを減らせます。
- ✨ 一人暮らしに必要なダンボール数の目安
- ✨ 荷物量と重さに合わせた箱の選び方
- ✨ 箱が足りないときの対処法と準備の進め方
一人暮らしの引っ越しはダンボール10〜20箱が目安
アート引越センターの公式案内では、一人暮らしに必要なダンボール量を10〜20枚としています。組み立て前は「枚」、荷造り後は「箱」と数えますが、この記事では箱数として説明します。
準備するときは、10〜20箱を出発点にして、自分の荷物量に合わせて調整すると考えましょう。
- 持ち物が少ない人:まず10箱前後を基準に確認する
- 衣類・食器・日用品が一通りある人:15〜20箱を基準に確認する
- 本・服・趣味の道具が多い人:20箱を超える可能性も考えて相談する
この振り分けは準備を進めるための考え方であり、調査による平均値ではありません。「一人暮らしだから20箱で必ず足りる」とは判断しないでください。
業者を利用する場合は、見積もり時に収納の中まで確認してもらうと、必要な数を見積もりやすくなります。アート引越センターでも、訪問見積もりで荷物量を確認して資材を用意すると案内しています。
同じ一人暮らしでもダンボール数が変わる理由
部屋の広さより収納の中身が影響する
ワンルームでも、本棚やクローゼットがいっぱいなら箱数は増えます。反対に、広めの部屋でも持ち物が少なければ、少ない箱で収まる場合があります。
確認したいのは、家具の大きさよりも、その中に入っている物の量です。
- クローゼット:普段着、上着、季節外の服
- 本棚:本、雑誌、書類、アルバム
- キッチン:食器、調理器具、食品のストック
- 洗面所:タオル、洗剤、化粧品、予備の日用品
- 押し入れ:趣味の道具、思い出の品、使っていない物
箱の容量と持ち運べる重さは別の問題

大きい箱は多くの物が入りますが、本を詰め込むと持ち上げにくくなります。食器の場合は、割れないように包むための緩衝材にも場所が必要です。
箱に空間が残っていても、重くなったら詰め足さないことが大切です。箱に表示された耐荷重と、依頼先の梱包ルールを確認しましょう。
専用資材が使えるかでも変わる
ハンガーボックスなどが利用できれば、一部の衣類を通常のダンボールに詰めずに運べる場合があります。衣装ケースの中身を入れたまま運べるかどうかも、業者やケースの状態によって異なります。
箱を買う前に「何を箱詰めする必要があるか」を確認すると、無駄な準備を減らせます。
荷物のタイプ別に考えるダンボール準備の例
ここでは、自分の暮らしに近いタイプから準備方法を考える例を紹介します。必要な箱数を保証するものではありませんが、業者へ相談するときの整理に役立ちます。
持ち物が少なく、外食が中心の人
食器や調理器具が少なく、本や雑貨もあまり持っていない人は、まず10箱前後を基準に荷物を確認してみましょう。
ただし、洗面所のストックや季節外の衣類は見落としやすい場所です。普段目に入る物だけで判断せず、収納を一か所ずつ開けて確認してください。
自炊をしていて、日用品も一通りある人
衣類に加えて食器、鍋、保存容器、食品ストックなどがある場合は、15〜20箱を基準に相談すると準備を進めやすくなります。
たとえば20箱を用意するなら、小箱8箱・中箱10箱・大箱2箱という配分から検討できます。これは編集上の一例なので、実際には支給される箱の寸法と荷物に合わせて調整しましょう。
本や漫画、資料を多く持っている人
本が多い人は、箱の数を減らすよりも、重さを分散することを優先します。大箱いっぱいに本を詰めると、底抜けや運びにくさの原因になります。
まず小箱に一部の本を詰めてみて、残りの量と比べると見通しを立てやすくなります。箱数が増えそうなら、早めに業者へ伝えてください。
衣類やバッグ、趣味の物が多い人
衣類は軽くても、厚手の上着やニットなどは場所を取ります。バッグや飾り物も、型崩れや破損を防ぐために余裕を持った梱包が必要になることがあります。
「重い物が多いか」「かさばる物が多いか」を分けて伝えると、箱のサイズも相談しやすくなります。
ダンボール数を見積もるには一箱だけ試しに詰める
必要数に迷ったら、使う予定の箱に実際の荷物を入れてみる方法がおすすめです。見た目で予想するだけより、箱の容量や重さを具体的に確認できます。
収納を場所ごとに確認する
「クローゼット」「本棚」「キッチン」のように、場所を分けてメモを作ります。持っていく物と処分する物を分けてから、箱数を考えましょう。
処分する予定が決まっていない物まで除外すると、直前に箱が不足する原因になります。迷っている物は、ひとまず運ぶ荷物として数えておくと安心です。
本や衣類を一部だけ詰めて比べる
本棚の一区画を小箱に詰めて、同じくらいの量が残り何区画あるかを確認します。衣類も同じように、一箱に入る量と収納全体を比べてみてください。
種類の違う荷物まで、同じ割合で計算しないようにしましょう。本と衣類では、重さも詰め方も異なります。
最後まで使う物も数に入れる
毎日使う食器、洗面用品、充電器などは、荷造りの最後に残ります。これらを入れる箱も見積もりに含めておきましょう。
「先に詰める物」と「直前まで使う物」を分けると、荷造りの途中で見通しが崩れにくくなります。
ダンボールが足りないときは業者に追加を相談する
不足がわかったら、まず依頼している引っ越し業者に連絡するのが進めやすい方法です。必要な枚数と、いつまでに欲しいかを伝えましょう。
アート引越センターの公式コラムでも、足りない場合の対処法を案内しており、少量ならホームセンターで購入する方法も紹介しています。
- 追加のダンボールは有料か無料か
- 配送や受け取りに何日かかるか
- 自分で用意した箱を使用できるか
- 箱数が増えた場合、見積もりの変更が必要か
箱数が増えても料金は必ず同じ、とは限りません。特に荷物量に上限のあるプランでは、追加分が収まるか確認が必要です。
店でもらった箱を使う場合は、持ち帰ってよいかを確認し、汚れ・湿り・破れ・においを点検してください。無料かどうかだけでなく、大切な荷物を運べる状態かで選びましょう。
一人暮らしなのに、ダンボールが20箱を超えそうです。荷物が多すぎるのでしょうか。
20箱を超えることだけで、荷物が多すぎるとは判断できません。小箱を中心に使っている場合や、割れ物を丁寧に包んでいる場合も、箱数は増えます。
確認してほしいのは「何箱あるか」に加えて、「箱のサイズは何か」「何が入っているか」です。同じ20箱でも、大箱中心の荷物と小箱中心の荷物では、必要な積載スペースが異なります。
編集部からの提案は、箱数だけを減らそうとせず、まず新居でも使う物かを見直すことです。必要な物が残ったら、その量を業者へ正確に伝えて、運びやすい梱包を優先しましょう。
一人暮らしの引っ越しは箱数と中身をセットで確認しよう
一人暮らしの引っ越しに必要なダンボール数は、10〜20箱を目安に、荷物量とサイズで調整するのが基本です。
- クローゼットや本棚など、収納の中身を確認する
- 本などの重い物は、小さな箱に分ける
- 一箱だけ試しに詰めて、残りの量を見積もる
- 直前まで使う日用品の箱も確保する
- 不足や荷物量の増加は、早めに業者へ相談する
箱数を減らすために、無理に詰め込む必要はありません。持ち運びやすく、荷物を傷めにくいことを優先してください。
まずは収納を一か所だけ開けて、持っていく物を確認するところから始めてみましょう。荷物が見えると、必要な箱数も少しずつ具体的になります。